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特集

日進月歩で進む「IT立国インド」〜成長のカギは人材育成の仕組みにあった〜

IT先進国として、近年、世界各国から注目を集めている国――それがインドだ。体系化されたIT教育のもと多くの優秀な人材を輩出し、欧米のIT企業にも数々のトップエンジニアを送り出している。

それでは、これだけ多くの実績を生み出しているインドのIT事情とは、いったいどのようなものなのだろうか。今回の特集では、インド経済の最新動向、優れた教育環境、そして、日本のIT企業がインドの人材を 受け入れることで広がるメリットなど、注目のインドについて取り上げた。

国名:インド共和国 面積:3,287,263平方キロメートル
人口:約10億人
首都:ニューデリー
公用語:ヒンディー語。英語も日常的に使用。
国内総生産(GDP):4,210億米ドル(購買力平均では1兆6,000億米ドル)
GDP成長率:6.8%(平均)

経済成長が著しい地域として注目されているインドは、世界最大の民主主義国である。10億人の人口のうち、中間所得層が3億人おり、2010年 にはこれが倍増するという、急速に成長を続ける巨大な消費者市場でもある。

インドには言語・宗教・社会・文化の驚くべき多様性があるのだが、日本と同じアジアでありながら、その実体はあまり知られていなかった。しかしながらここにきて、BRICsの一員として、中国・ロシア・ブラジルとともに国際的な注目を浴びることが多くなった。その理由として、 以下のようなことがいわれている。

  • インドのシリコンバレーと呼ばれるプネはIT研究・教育の中心都市
  • 近年オフショア開発の進展により、開発技術のインドへの集積が顕著に
  • 米国市場からのニーズに対応するため技術者の育成プログラムが充実
  • 低コストでありながら、英語を話す優秀な人材や専門的な経営者がいる
  • 安定した議会民主主義で政治的なリスクが少ない

それでは、ITの分野においてインドはどういう存在なのだろうか。また、今後、インドはどうなっていくのだろうか。

インド経済と日印IT業界の展望

インド・ビジネスに関する第一人者である島田卓氏の講演

2006年2月27日(月)、東京・浜松町の世界貿易センターにて、インドのIT事情や人材育成について考える「インド教育セミナー」が開催された。

「超巨大市場インド」(ダイヤモンド社)などの著書でおなじみのインド・ビジネスに関する第一人者である島田卓氏の講演から、インド経済と日印IT業界の展望を見てみよう。

壇上に立った島田氏は、まず、インドで成功している自動車メーカーの社長から直接伝え聞いた、“ある話”を披露。

「社長さんにお会いしたときに『よくもまあ、今から二十数年前に、インドに進出しようと思い切ることができましたね』と問いかけてみたんです。そうしたらその方が『今からアメリカやヨーロッパで勝負をしようと思っても、とても勝つことはできない。でもどこかで一番になりたかった。それでイン ドに目を付けたんです』とおっしゃった。

……と、ここまでならよくある話なんですが、印象に残ったのが、そのあとの言葉。… » 続きを読む

ご来場者の方からは以下のような声が聞かれました。

  • インドと日本のポジショニングがよくわかった。
  • インドの教育事情とその凄さがよくわかった。
  • C-DAC/ACTSについて、更に詳しく知りたいと思った。
  • インドでの教育の変遷と欧米企業とIT技術者向けのインド教育の実態がよく理解できた。
  • 日本におけるIT組織の行動特性の話はすごく参考になった。
  • インドについて、波長が合う、ITの基礎がしっかりしている、開発の現場がきちんとしていることが理解できた。
  • 人材を育てるには、まず現状を知る=計らなくては、と再認識した。

中国、そしてインド

プロマネ道場

他業種からIT業界にSEとして移籍してきて数年、初めてプロジェクトのリーダーに抜擢されたプロジェクトマネジメントの超ビギナー「ぷろまねこ」。PM業界にこの人ありと名高いお師匠「ドクターPM」の門を叩いて、教えを請うことに。

ぷろまねこ
「ここのところ、良くも悪くも、台頭する中国を意識せざるを得なくなっていますが。それに、最近は経済誌でもインドがクローズアップされていますね。ドクターは、中国にもインドにも何度か行かれているんでしょ。どんな感じなんですか?」

ドクターPM
「確かにどちらの国も何度か訪れているが、一言で語るのは無理じゃな。アメリカもそうじゃが、中国もインドも国土が広いから、文化的側面から言っても決して単一ではない。日本やイギリスの場合は、国が狭くてほぼアイソレートされているから、つい我々は簡単に「国民性」と口にするが、国土が広い国では人々は我々島国の人間が考えるような形ではひとつにまとまっていないのじゃよ。だから、一般的に「中国人は…」とか「イン ド人は…」というのは乱暴と言えよう。」… » 全文を読む

「プロマネの勘所」インド関連の記事
プロマネの勘所「海外編 中国、そしてインド その1」
プロマネの勘所「海外編 中国、そしてインドその2」
プロマネの勘所「海外編 中国、そしてインドその3」

ITの達人が語る「インド」

ザ・プロジェクトマネジャーズの「ITの達人」

ザ・プロジェクトマネジャーズの「ITの達人」も、インドに注目している。
これまで達人が執筆したコラムから、インド関連の記事ををピックアップ してみた。

「ITの達人」インド関連の記事
インドから学ぶ
ITの国際分業
私の異文化体験(その6) アジア編 新しい年を迎えて
その他関連サイト
インド教育の紹介

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